自己査定マニュアル

金融庁は銀行の金融検査(2年に1回程度)に入ると、その銀行の資産査定をするわけですが、それとは別に銀行は通常、年に1~2度(四半期毎の銀行もある)はすべての融資先の貸出金(銀行にとっては資産)の自己評価(資産査定)をしています。

これはもうご存知ですよね。
この、銀行が自行の貸出金(資産)の自己評価をすることを「自己査定」といいます。

金融庁は金融検査時に、銀行の「自己査定」が適切・正確に実施されているかどうかを検査するわけです。

自己査定は、銀行が自らの責任で一つひとつの貸出債権を査定するわけですが、この査定のベースになるものが「金融検査マニュアル」に従ってそれぞれの銀行が作成した「自己査定マニュアル」なわけです。

したがって「自己査定マニュアル」は、内容的にはそれぞれの銀行で大きな差はありません。

何と言ってもベースになっているのは、「金融検査マニュアル」なのですから、大きな差異があっては逆に大変なことですよね。

銀行は「自己査定マニュアル」に基づいて、債務者をランクごとに分類し、適切な償却・引当をおこない正確な財務諸表を作成のうえ銀行の自己資本比率を確定させます。

すなわち、自己査定は銀行の正確な自己資本比率を算出するために行なわれているのです。

だから「信用リスク」が発生するような融資先に対しては、銀行は貸倒引当金を計上しなければならず、それは即、銀行の自己資本比率の低下を意味することになります。

そこで「信用リスク」が発生する可能性がある融資先には、銀行は基本的に新規の融資はしません。
それは当然のことですよね。

となると、やはり「自分の会社は自分で守る」ことが必要になります。
そういう点からも、銀行の「自己査定マニュアル」の内容を知ることは絶対に必要なことですね。

投稿者: 日時: 2007年01月23日 23:14 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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